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伝授! 哲学の極意 本質から考えるとはどういうことか (河出新書)

伝授! 哲学の極意 本質から考えるとはどういうことか (河出新書)

竹田青嗣 and 苫野一徳

河出書房新社 / 2025-04-24

累計読者数6
平均ハイライト数 29.7件/人
推定読了時間 約2時間42分
star総合評価 67/100
menu_book精読型
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この本について

最近、ニュースを見ていて「そもそも民主主義ってどこに向かってるんだろう」「資本主義ってもう限界なんじゃないか」と、答えのないモヤモヤに立ち止まることが増えました。自分なりに考えようとすると、どうしても言葉やイメージだけを追いかけてしまって、核心に触れている感じがしない。そんなときに読んだのが、この本でした。 印象的だったのは、著者たちが何度も「初心者に戻る」と語っている点です。フッサールの言葉を引用しながら、どれだけ考えてきた人でも、一度つかんだ世界像を手放して最初からやり直す姿勢を持ち続ける。その態度に触れるだけで、思考の構えがすっと変わる感覚がありました。資本主義の本質についても、経済の教科書とは別の角度から、普遍交換や自由市場の成り立ちを丁寧に読み解いてくれるので、「いまの社会をどう変えうるのか」を現実的に考えられる足場が整っていきます。 また、民主主義がまだ“よちよち歩き”の制度にすぎないという視点も、自分の中の焦りや諦めを少し緩めてくれました。何かをすぐに変えられるわけではないけれど、長い時間軸で人類がどこに向かっているのかを考えることで、日々のニュースの見え方が少しだけ落ち着く。そんな変化がありました。 社会のことを考えたいのに、どこから手をつけたらいいか分からない人。表層の議論に疲れて「もっと根っこに触れたい」と感じている人には、静かに効いてくる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

戦争や経済格差など、現代社会の様々な難題に直面する今こそ、哲学である。表面的な思考ではなく、問題を根っこから引き抜き解決する哲学の思考法を、師弟による初の対談を通して伝授する。 人気哲学者2人による初の師弟対談! いま、私たちは、かつて経験したことのない問題に直面している。 一見、こたえの見えない問いに対して、 「誰が考えてもそう考えるしかない」こたえを探しだす思考が、「哲学」である。 現代を代表する哲学者の師弟である竹田青嗣と苫野一徳が、 紀元前6世紀のタレスに始まり、現在にいたるまでリレーされてきた、哲学の歴史を振り返りながら、その極意と学び方を伝授する。 哲学は、徹底的に問題を突きつめて考えるための 最強のアート(技術)である。
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