
財務省の秘密警察~安倍首相が最も恐れた日本の闇~
大村大次郎
かや書房
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この本について
政治や税金の話って、「なんとなくモヤモヤするけど、深掘りするほど時間もないし、専門家じゃないし…」と流してしまいがちですよね。僕もずっとそのタイプでした。ただ、消費税が上がるたびに生活が圧迫されていくのに、その背景がよくわからないままなのは、どこか落ち着かなくて。そんなときに読んだのがこの本でした。 この本は、財務省や国税の“力の使い方”を生々しい事例から描いているのですが、陰謀論的に煽る感じではなく、仕組みとしてどう権力が積み上がっていくのかを淡々と追っています。森友・加計問題と消費税の動きがほぼ同期していたことを知ったときは、政治ニュースって表で見えていることだけがすべてじゃないんだなと視点が変わりました。反面調査や「横目」みたいな、日常ではまず知り得ない調査手法がどう使われるのかを知ると、国税がなぜ政治家にとって“逆らいにくい存在”なのかも腑に落ちてきます。 読んでいて一番効いたのは、「制度の歪みは、一部の人の強烈な利害で固まっていく」という現実を、抽象論じゃなく具体的な動きで理解できたことでした。消費税が“安定財源”として死守されるのも、国のためではなく、省庁内の権力維持に直結しているという説明は、知らないままだと一生モヤモヤのままだった気がします。 政治への不信というより、「なぜこうなるのかの構造を知りたい」という人に刺さる一冊です。僕も読み終えてやっと、ニュースを見る目が少し落ち着きました。
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