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日中外交秘録 垂秀夫駐中国大使の闘い (文春e-book)

日中外交秘録 垂秀夫駐中国大使の闘い (文春e-book)

垂 秀夫

文藝春秋 / 2025-06-11

累計読者数5
平均ハイライト数 30件/人
推定読了時間 約6時間52分
star総合評価 76/100
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この本について

中国や台湾まわりのニュースを見るたびに、「本当のところ、何が起きているのか」がよく分からずモヤッとすることがあります。経済の話と安全保障の話がごちゃまぜになったり、専門家の意見も分かれていたりして、結局どう考えればいいのか整理しきれないまま時間だけ過ぎていく感じです。僕自身、同じようにもやもやしてきました。 この本が助けになるのは、著者が“現場で考えざるを得なかった軸”をそのまま共有してくれているところです。たとえば「後世の検証に耐えるか」を判断基準に外交の意思決定をしてきた話は、自分の仕事の向き合い方にも通じますし、中国を見るときに何を優先して観察すべきかが一気にクリアになります。また、香港や台湾をどう見るかについても、数字や制度の変化を具体的に拾いながら語られるので、表面的な報道とは違う“地に足のついた理解”に近づける感覚がありました。さらに、習近平体制の変化を「国家の安全へのシフト」や「一党支配から一人支配へ」といった具体の構造で説明してくれるため、日中関係をどう受け止めればいいかの地図が手元にできるような読み心地です。 国際情勢に振り回されるのではなく、自分なりの視点を持ちたい人には特に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「中国が最も恐れる男」衝撃の回顧録! 中国共産党内に裏人脈を張り巡らせ、機密情報を誰よりも早く入手し、理不尽な恫喝にも屈しない——異能の外交官が明かす秘話満載の外交秘録! 中国から「やられっぱなし」のように見える日本外交だが、けっしてそんなことはない。 2023年末に駐中国大使を退官した垂秀夫は、独自の人脈からもたらされる機密情報、たぐいまれな戦略眼、そして恫喝に屈しないタフな姿勢で、中国共産党から恐れられてきた。中国政府側から「スパイ」と名指しで批判され、危険な目に遭ったことも一度や二度ではない。 しかし、度重なる嫌がらせや障害をものともせず、要人たちとのバックチャンネルを構築し、重要な情報を入手し、独裁に抗う改革派知識人たちを支援してきた。また、中国の「戦狼外交」に対して一歩も引かず、逆に向こうをギャフンといわせてきた。 そんな垂秀夫が歩んできたチャイナスクール外交官としての道程を赤裸々に公開したのが本書である。 本書の魅力は、エピソードの面白さだけではない、 垂秀夫は独自の視点から習近平体制の本質を分析し、中国に内在する「弱点」をあぶりだす。 そして、日本はどのように中国に対峙すべきなのか、大局的な戦略を示す。 また垂秀夫は、命を懸けて中国を変えようとしている改革派知識人への協力も惜しまない。そのせいで中国共産党から睨まれようとも動じない。それは「歴史に恥じない外交をしよう」「後世による『歴史の検証』に耐えうる仕事をしよう」という信念があるからである。 日本が中国と対峙するうえで数多くのヒントが含まれている傑作である。
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