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マイクロスパイ・アンサンブル (幻冬舎文庫)

マイクロスパイ・アンサンブル (幻冬舎文庫)

伊坂幸太郎

幻冬舎 / 2023-01-27

累計読者数9
平均ハイライト数 5.1件/人
推定読了時間 約3時間7分
star総合評価 41/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 31%

この本について

仕事でも日常でも、つい「ちゃんとしなきゃ」と背中が固まる瞬間ってありますよね。失敗した発言を後から思い出して沈んだり、誰かの気持ちをどうにかしようとして空回ったり、謝るタイミングひとつで妙にプライドがざわついたり。僕も日々そんな小さなモヤモヤを抱えたまま過ごしています。 『マイクロスパイ・アンサンブル』を読んでいて感じたのは、そのモヤモヤに対して正解を示すというより、「肩の力の抜き方」をそっと見せてくれる本だということです。時間も他人の心もどうにもならない、という冷静さと、それ以外は案外どうにでもなる、という開き直り。その間で揺れる登場人物たちの言葉が、こちらの心の硬いところを少しずつほぐしていきます。謝って削れるようなプライドは大したものじゃない、という台詞も、自分の中に残っていた過剰なこだわりをほどいてくれました。また、余裕のないがんばりほど空回りする、という描写には、日々の自分がそのまま映って見えて、少し笑ってしまいます。 誰かを無理に変えようとせず、流れの中で自分の立ち位置を調整しながら進んでいく感覚。それを小さなエピソードの積み重ねで見せてくれる物語でした。日々の人間関係や仕事で「ちょっと疲れたな」と感じている人に、静かに効いてくる一冊だと思います。

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読書インサイト

ハイライト密度

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

優しさと驚きに満ちたエンターテイメント小説『マイクロスパイ・アンサンブル』。その後日譚である『猪苗代湖でまた会う話』を収録した電子限定合本版が登場! 【収録作品】 ■『マイクロスパイ・アンサンブル』 どこかの誰かが、幸せでありますように。 失恋したばかりの社会人と、元いじめられっこのスパイ。 知らないうちに誰かを助けていたり、誰かに助けられたり……。 ふたりの仕事が交錯する現代版おとぎ話。 付き合っていた彼女に振られた社会人一年生、 どこにも居場所がないいじめられっ子、 いつも謝ってばかりの頼りない上司……。 でも、今、見えていることだけが世界の全てじゃない。 優しさと驚きに満ちたエンターテイメント小説! 猪苗代湖の音楽フェス「オハラ☆ブレイク」でしか手に入らなかった 連作短編がついに書籍化! ■『猪苗代湖でまた会う話』 娘が、仕事用のタブレット端末にログインできなくなったと言う。濡れ衣を着せられそうになった僕は、「猪苗代湖に行けば、解決するかもしれない」と思いつきを口にするが……。 あれから二十五年――。失言ばかりしていた会社員と、元いじめられっ子のスパイは、いま、どうしているのか。『マイクロスパイ・アンサンブル』の後日譚。 ※本作品は『マイクロスパイ・アンサンブル』『猪苗代湖でまた会う話』を1冊にまとめたものです。
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