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マイクロスパイ・アンサンブル (幻冬舎単行本)

マイクロスパイ・アンサンブル (幻冬舎単行本)

伊坂幸太郎

幻冬舎 / 2023-01-27

累計読者数7
平均ハイライト数 3件/人
推定読了時間 約3時間7分
star総合評価 44/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 42%

この本について

仕事でも日常でも、誰かの顔色をうかがったり、場の空気に合わせて自分の扱いを雑にしてしまったり、「これでいいのかな」と引っかかる瞬間が続くことがあります。強がるのも疲れるし、かといって開き直るのも違う気がする。そんな宙ぶらりんな感じのまま過ごしていると、妙にしんどくなるんですよね。 『マイクロスパイ・アンサンブル』が面白いのは、物語として軽やかなのに、人の弱さや滑稽さの扱い方がやけに丁寧なところです。たとえば、「謝って削れるようなプライドなんて、大したものじゃない」という台詞や、「敗者と負け犬は違う」という視点。自分を安く見積もったり、諦めのほうへ流れたりする瞬間って誰にでもあるけれど、それを否定せず、でも放置もしない温度感で描いてくれます。また、人を下げて笑いを取る浅さや、開き直らずに現実を受け止める姿勢の魅力など、読んでいると自分の生活にもそのまま持ち帰れる感触があるんです。 特に、自信が揺れるときに「面子」や「プライド」にしがみつきたくなる人ほど、この本のキャラクターたちに救われると思います。大仰な教訓ではなく、日々のふとした態度や選び方が少し変わるだけで、息のしやすさが違ってくるんだなと気づかされます。 こんな人に刺さると思います。強くなりたいわけじゃないけど、もう少し健やかに立っていたい人へ。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

優しさと驚きに満ちたエンターテイメント小説『マイクロスパイ・アンサンブル』。その後日譚である『猪苗代湖でまた会う話』を収録した電子限定合本版が登場! 【収録作品】 ■『マイクロスパイ・アンサンブル』 どこかの誰かが、幸せでありますように。 失恋したばかりの社会人と、元いじめられっこのスパイ。 知らないうちに誰かを助けていたり、誰かに助けられたり……。 ふたりの仕事が交錯する現代版おとぎ話。 付き合っていた彼女に振られた社会人一年生、 どこにも居場所がないいじめられっ子、 いつも謝ってばかりの頼りない上司……。 でも、今、見えていることだけが世界の全てじゃない。 優しさと驚きに満ちたエンターテイメント小説! 猪苗代湖の音楽フェス「オハラ☆ブレイク」でしか手に入らなかった 連作短編がついに書籍化! ■『猪苗代湖でまた会う話』 娘が、仕事用のタブレット端末にログインできなくなったと言う。濡れ衣を着せられそうになった僕は、「猪苗代湖に行けば、解決するかもしれない」と思いつきを口にするが……。 あれから二十五年――。失言ばかりしていた会社員と、元いじめられっ子のスパイは、いま、どうしているのか。『マイクロスパイ・アンサンブル』の後日譚。 ※本作品は『マイクロスパイ・アンサンブル』『猪苗代湖でまた会う話』を1冊にまとめたものです。
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