ヨムナビ
イスラームが動かした中国史 唐宋代から鄭和の大航海、現代回族まで (中公新書)

イスラームが動かした中国史 唐宋代から鄭和の大航海、現代回族まで (中公新書)

海野典子

累計読者数3
平均ハイライト数 17件/人
star総合評価 54/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 32%

この本について

中国やイスラームの話題がニュースで出るたびに、背景を知らないまま表層だけで判断してしまうことってありませんか。自分もずっとそうで、「ウイグルの問題は聞くけれど、回族って何が違うの?」とか、「中国のイスラームってどれくらい根付いているの?」といった素朴な疑問が積み重なったまま放置していました。 この本が助かったのは、いきなり大きな物語を語るのではなく、唐代の港町を行き交うムスリム商人や、元代の科学技術を運んだ色目人、明代に皇帝に仕えた回民など、具体的な場面から「中国とイスラームはずっと深くつながっていた」という実感を持たせてくれるところです。さらに、回族が漢族や政権との関係を模索しながら信仰を続けてきた姿を追うことで、単なる民族問題ではなく、何百年も続く人と人の折り合いの歴史として見えてきます。保存された抜粋にもあったように、中国に二万を超えるモスクがあるという事実だけでも、イメージがかなり変わると思います。 政治的な対立だけで語られがちな地域の裏側で、どんな交流や工夫が積み重なってきたのかを落ち着いて知りたい人に向いています。歴史が急に立体的になって、今のニュースの受け取り方も少しだけ変わる本でした。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要