
すごい古典入門 アーレント『人間の条件』 なぜ働かなきゃいけないの?
戸谷洋志
累計読者数12
平均ハイライト数 14.7件/人
star総合評価 53/100
menu_book精読型
この本について
仕事に追われていると、自分が「交換可能な部品」みたいに感じてしまうことがありませんか。働かないと生きていけないのは分かっているけれど、じゃあ自分は何者なんだろう、とふと手が止まるあの感覚です。僕自身、肩書に寄りかかっていないと不安になることがあって、そんなときにこの本がちょうど刺さりました。 アーレントの「複数性」という考え方は、人の個性を特別な才能の有無ではなく、「誰一人として同じではない」という、ごく当たり前だけど忘れがちなところに置き直してくれます。仕事がある時期はその役割で動けるけれど、定年や病気でそれを失った瞬間、急に自分が空っぽになるような恐怖がありますよね。この本は、働くことを「人生の正体」と見なさず、もう少し長い時間軸で自分をとらえ直す手助けをしてくれます。また、資本主義のレースに巻き込まれていると、自分の価値まで“量”で判断したくなりますが、その違和感を言語化してくれるのもありがたいところでした。 働き方の悩みを超えて、「自分は誰とどうつながって生きていくのか」を考えたい人に静かに響く一冊だと思います。
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要









