
Jポップで考える哲学 自分を問い直すための15曲 (講談社文庫)
戸谷洋志
講談社 / 2016-09-15
累計読者数4
平均ハイライト数 4.8件/人
推定読了時間 約4時間26分
star総合評価 32/100
start序盤集中型
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この本について
最近、何かに向き合おうとすると「そもそも自分って何なんだっけ」と足が止まる瞬間が増えました。考えようとすると余計わからなくなるし、かといって流されるのも違う気がする。そんな堂々巡りみたいな感覚に、ずっと名前がつけられませんでした。 この本は、哲学の専門用語ではなく、Jポップという身近な入り口から「自分をどう捉えるか」をゆっくりたどっていく一冊です。印象的だったのは、答えを急がなくていいという姿勢が徹底しているところです。自分を考えようとすると主体と客体がぐるぐる分裂してしまう、あの説明しづらい感覚をそのまま言語化してくれる。そして、「自分」を確かなものとして感じられないのは個人の弱さではなく、他者との関係が前提にあるからだという視点も、変に励まされるというよりは、肩の力が抜ける感じがありました。 読んだあとにすぐ劇的に変わるわけではないけれど、同じところを行ったり来たりしていいんだ、と腹の底で思えるようになる。そのゆっくりした歩き方が、結果的に自分を見る角度を少しだけ変えてくれる気がします。 自分らしさに確信が持てないまま立ち止まりがちな人に、じわっと効く本だと思います。
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出版社による紹介
なぜ「会いたくて震える」のか? 「自分らしさの檻」って何? その答えは、哲学の中にあった! Jポップの名曲の歌詞を分析した、最も分かりやすい「哲学入門」。Jポップの歌詞を哲学で読み解く! ――Jポップは、しばしば「自分」や「愛」「人生」をテーマとし、その歌詞は、シンプルであるがゆえに我々の胸に響く。一方、複雑な事象の本質を突き止め、露わにして見せようとするのが哲学ならば、両者は、密かに同じ企みを担っているとは言えまいか。Jポップの名曲を題材に誘う、いま旬の哲学入門!
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