
頭がよくなる思考法 (SB新書)
齋藤 孝
SBクリエイティブ / 2009-09-09
累計読者数8
平均ハイライト数 24件/人
推定読了時間 約2時間11分
star総合評価 61/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 23%
この本について
仕事でも日常でも、気づけば「これはこういうものだよね」と決めつけてしまって、発想が止まる瞬間ってありませんか。自分でも気づかないうちに世界を雑にくくってしまって、なんだか景色が平板になるあの感じです。僕もよくハマります。 この本が面白いのは、「判断停止」という一歩引いた姿勢を使って、その硬直した視点をゆるめてくれるところです。たとえば「これは若い女性向け」と思い込んだ瞬間に、発想が閉じる。そこで一回そのラベルを外してみると、別の可能性が見えてくる。カラオケの誕生も、プロ歌手ありきという前提を外したから生まれた、という話はかなり刺さりました。また、著者が「ゲーテになる」「ニーチェになる」と言うように、他人の思考の内側に入り込んで世界を見ると、自分の中に別の知性が育つ感覚がある。これは読書好きにはけっこうたまらない視点でした。 さらに、専門家ではない素人の視点が、ときに本質を突くという話も印象に残ります。知識があるほど思考が固まることがあるから、意識してまっさらな視点を取り戻す必要がある。京都の庭園を丁寧に眺めると急に世界が細かく立ち上がるという例も、日常の見方そのものを変えるヒントになります。 「どうしても視野が固定されてしまう」「当たり前を外すのが苦手」という人には、静かに効いてくる本だと思います。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
ネット時代に淘汰されることなく生き残っていくためには、「検索バカ」になることなく、「自分の頭でとことん考える力」が必要です。 本書では、「ネット検索をほとんどしない」という齋藤孝氏が、自身の知的生産活動をも支える「骨太の思考術」を紹介します。 「頭のよさ」とは何でしょうか? 私たちは、親や教師、書物などから教わることを通じて、「自分の考え方」というものをつくってきました。 これを「思考のワザ」といいます。頭のよさとは、そうした思考のワザが多彩で、深く、独創的だということなのです。 では、思考のワザを鍛えるには、どうすればよいのでしょうか? それは、歴史上の偉人や天才の考え方を自分の思考パターンに取り入れるのが一番です。 本書では、フッサールの「現象学」とヘーゲルの「弁証法」を題材に、7つの思考のワザを紹介しています。 本書をマスターすることでインターネット時代に淘汰されることのない、「骨太の思考力」が身につきます。 それは、環境や時代に左右されない一生ものの武器として、あなたの知的生産を支えてくれるでしょう。 ■目次はじめに--「思考法」を増やすことが頭をよくすること第1章もれなく考える技術~無意識の思考を全部「意識的」に切り替える第2章やわらかく考える技術~発想のうまい人は「まてよ?」が必ずうまい第3章広く考える技術~相手の立場に立てば「自分」が見えてくる第4章大きく考える技術~「バルコニーに上がる」だけで知性は変わるのだ第5章深く考える技術~ノーをプラスに変える「生産的な対話法」 第6章論理的に考える技術~感情を「隔離」しながら正解を組み立てる第7章独創的に考える技術~他人の頭を使って「自分の限界」を突破せよ ■著者紹介齋藤孝(さいとう・たかし) 1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学大学院教育学研究科博士課程を経て、明治大学文学部教授。専攻は教育学、身体論、コミュニケーション論。著書に『声に出して読みたい日本語』(草思社、毎日出版文化賞受賞)、『身体感覚を取り戻す』(NHKブックス、新潮学芸賞受賞)、『「できる人」はどこがちがうのか』(ちくま新書)、『コミュニケーション力』(岩波新書)、『座右のゲーテ』(光文社新書)、『なぜ日本人は学ばなくなったのか』(講談社現代新書)、『1分で大切なことを伝える技術』(PHP新書)など多数。NHKテレビ『にほんごであそぼ』総合指導。小学生向けセミナー「齋藤メソッド」主宰。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要









