ヨムナビ
華麗なる一族(中)(新潮文庫)

華麗なる一族(中)(新潮文庫)

山崎 豊子

累計読者数6
平均ハイライト数 1.8件/人
推定読了時間 約11時間
star総合評価 44/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 63%

この本について

仕事でも人間関係でも、「結局みんな何を軸に動いているんだろう」と分からなくなる時があります。表向きはきれいな言葉が並ぶのに、実際には別の欲や事情で物ごとが決まっていく。そのズレを感じるたび、自分だけが戸惑っているような気がしてしまうんですよね。 『華麗なる一族(中)』を読んでいる人が抜き出している部分を見ると、まさにその“裏側の動き”に反応しているように思います。合併の行方を左右するのが結局はポスト争いだとか、海外で磨り減るように働く人のリアルな疲弊だとか、背骨が歪むように家に縛られた人の孤独だとか。どれも、きれいごとでは説明できない現実ばかりで、「ああ、やっぱり世の中ってこういう力学で動くよな」と変に落ち着くところがあるんです。 この巻が効いてくるのは、まず、組織が動くときの“表と裏”の線引きが見えてくること。メリットや補完性といった建前より、誰がどの椅子に座るかが本質だと描かれる場面は、仕事のモヤモヤを整理してくれます。それから、万俵家の息苦しさを抱える登場人物の言葉は、家族や生い立ちのしがらみをどう距離を取るか考えるきっかけにもなります。さらに、海外で戦う人の疲労や焦りの描写は、「頑張り続けるしかない」という思い込みを少し緩めてくれるはずです。 肩書や環境の圧に飲まれそうになっている人ほど、静かに響く一冊だと思います。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

山崎 豊子の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

万俵大介は、大同銀行の専務と結託して、鉄平の阪神特殊鋼を倒産へと追いやり、それをも手段に、上位の大同銀行の吸収をはかる。鉄平は、三雲頭取を出し抜いた専務と父親の関係を知るに及び、丹波篠山で猟銃自殺をとげる。帝国ホテルで挙行された新銀行披露パーティの舞台裏では、新たな銀行再編成がはじまっていた。聖域「銀行」にうずまく果てしない欲望を暴く熾烈な人間ドラマ。
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要