
超バカの壁(新潮新書)
養老孟司
新潮社 / 2006-01-20
累計読者数7
平均ハイライト数 44.7件/人
推定読了時間 約1時間55分
star総合評価 69/100
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この本について
最近、人から相談を受けても結局「で、どうしたいの?」しか言えなかったり、自分のこともよく分からないまま仕事を選んでいる気がしたり。それなのに、社会からは“ちゃんと考えろ”と言われる。そういう温度差にしんどさを感じる時ってありますよね。 『超バカの壁』は、そのモヤモヤに直接答えをくれる本ではありませんが、「そもそも人間ってそんなに合理的に動けない」という前提に戻してくれる感じがあります。たとえば、相談とは結局“考え方”についてしか共有できない話だという指摘や、仕事とは「自分に合った穴」を探す前に、目の前の穴を埋める営みにすぎないという視点。こういう割り切りが入るだけで、肩に入っていた力がふっと抜ける瞬間がありました。さらに、倫理とは抽象的な理念ではなく“行動の規制”だという話も、日常での距離感の取りづらさに悩んでいる人には刺さると思います。 全体として、何かを決めつけたり理想を押しつけたりしない本です。ただ、自分や他人を過度に「説明しよう」として疲れている時に読むと、余計な構えを一枚脱がせてくれるようなところがある。合う人にはじわっと効いてくるタイプの一冊です。迷いの答えを探すより、まず視点を整えたい人に向いています。
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出版社による紹介
「今の日本社会には、明らかに問題がある。どんな問題があるか。私はものの考え方、見方だと思っている。そこがなんだか、変なのである」――フリーター、ニート、「自分探し」、テロとの戦い、少子化、靖国参拝、心の傷、男と女、生きがいの喪失等々、現代人の抱える様々な問題の根本が見えてくる。「バカの壁」を超える方法、考え方は自分の頭で生み出す。そのためのヒントが詰まった、『バカの壁』『死の壁』に続く、養老孟司の新潮新書第三弾。
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