
華氏451度 (ハヤカワ文庫SF)
レイ・ブラッドベリ and 宇野 利泰
早川書房 / 2008-11
累計読者数5
平均ハイライト数 6.2件/人
推定読了時間 約6時間46分
star総合評価 48/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 38%
この本について
最近、人とちゃんと話せていない気がしたり、自分の考えがどこから来ているのか曖昧になったりしませんか。周りの情報が大きすぎて、こちらの声がかき消されていく感じというか。相談したくても、相手が壁に向かってしゃべっているような日もあります。 『華氏451度』を読むと、そのモヤモヤの正体が少しだけ輪郭を持ってきます。たとえば、本を奪われる世界では「ものごとを一面だけで教えられる」ことで、考える力そのものが奪われていきます。これが、自分の思考が薄まっていくような現実と重なるんですよね。また、誰かに話すことでやっと自分の考えが形になる、という感覚も丁寧に描かれていて、ああ、自分も同じだと思わされます。そして、知らないまま安全に生きようとすると、かえって身動きがとれなくなるという指摘にも、ハッとさせられます。 この本はいわゆる“警告小説”として語られがちですが、読んでみるともっと個人的で、人間くさい本です。自分の手で触れたものをちゃんと残したいとか、誤ることを恐れすぎると何も身につかないとか、そんな当たり前なのに忘れていた感覚が静かに戻ってきます。 思考がうるさい世界で、自分の声が薄くなっている気がする人に刺さる一冊です。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
焚書官モンターグの仕事は、世界が禁じている“本”を見つけて焼き払うことだった。本は忌むべき禁制品とされていたのだ。人々は耳にはめた超小型ラジオや大画面テレビを通して与えられるものを無条件に受けいれ、本なしで満足に暮らしていた。だが、ふとした拍子に本を手にしたことから、モンターグの人生は大きく変わってゆく―SFの抒情詩人が、持てるかぎりの感受性と叡智をこめて現代文明を諷刺した不朽の名作。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要




