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期間限定の思想 「おじさん」的思考2 (角川文庫)

期間限定の思想 「おじさん」的思考2 (角川文庫)

内田 樹

KADOKAWA / 2011-10

累計読者数7
平均ハイライト数 72.3件/人
推定読了時間 約3時間20分
star総合評価 48/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%

この本について

最近、理不尽な出来事にぶつかったときに「これって何の意味があるんだろう」と考え込みすぎて、余計にしんどくなることが多いんですよね。誰かの悪意とか、説明のつかない不運とか、きれいに理由づけできないものに振り回されると、自分の理解力や判断まで疑いたくなる。でも本当は、世界には“意味なんてないまま降ってくるもの”が普通にあるだけで、自分が弱いわけじゃないんだろうな、と思わせてくれる本がありました。 内田樹『期間限定の思想』は、そんな「どうにも説明できない現実」との距離の取り方を、少しだけ柔らかくしてくれます。猫の手を潰すような理由なき悪意が存在すること、誰かがユニークであろうとすると必ずどこかで嫉妬や憎しみが湧くこと、自分の痛みを無理に物語化すると他人の痛みに鈍くなること――読んでいて刺さる箇所が多いのは、きっと自分でも気づかないうちに同じことに悩んでいたからなんだと思います。 そしてもうひとつ、この本が quietly 効いてくるのは、人が誰かに支えられないと立てない存在だと当たり前のように書いているところです。雪かきのように評価もされない行為でも「世界の善を少しだけ積み増す」ものとして扱ってくれる感じも、自分がいまやっている仕事や関わり方を少しだけ肯定してくれる気がします。 「理不尽に意味を求めすぎて疲れている人」にとくに刺さる本です。私もその一人でしたが、読むことで世界の見え方がほんの少しだけマイルドになりました。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

現代思想の研究家であり、武道家である著者が「女子大生」を仮想相手とし、成熟した生き方をするために必要な知恵を伝授。自立の意味とは? 人が仕事をする理由とは? なぜ官僚は無責任なのか? 希望を失った若者の行方は? ……あらゆる社会問題を自らの身体感覚と知に基づき、一刀両断。話題書『「おじさん」的思考』に続く、大人になるための必読参考テキスト第2弾! 解説・小田嶋隆(コラムニスト)
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