
ソーシャルシフト これからの企業にとって一番大切なこと (日本経済新聞出版)
斉藤 徹
日経BP / 2011-11-11
この本について
日々、SNS対応や顧客の声に振り回されている気がするけれど、そもそも何を軸に判断したらいいのか分からない。現場からも経営層からもいろんな声が飛んできて、「正しさ」が見えにくくなる時があります。僕も同じで、炎上対策やブランドの向き合い方を考えるたびに、足元がぐらつく瞬間があります。 『ソーシャルシフト』は、そんな時に視点を一度リセットさせてくれた本でした。SNSでのネガティブ投稿が実際にどれだけ購買に影響するのか、ドミノピザの事例のように「嘘が通用しない透明性の時代」が現実としてどう企業を変えたのか。抽象的に「誠実にしよう」ではなく、生活者の行動がどこまで可視化され、どんな期待が生まれているのかを具体的に示してくれます。現場の店舗が最大のメディアになるという話や、企業内でポジティブもネガティブも同時に共有する取り組みなど、実際の行動レベルでの変化がイメージしやすいのも助かります。 この本が教えてくれるのは、「コントロールするか・されるか」ではなく、どうやってオープンさを前提に組織として振る舞うか、というごく現実的な姿勢です。無理にテンションを上げる必要もなく、ただ“正しいことをする”ための判断軸を持ち直す感じに近い。企業の広報やマーケにいる人はもちろん、現場で「なんでこんなに不透明なんだろう」と感じている人に静かに刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの36%が集中しています。
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