
自由すぎる公式SNS「中の人」が明かす 企業ファンのつくり方
日経トレンディ・日経クロストレンド
日経BP / 2020-06-12
この本について
SNSを触っていると、「結局なにをどう発信すればいいんだろう…」みたいな迷いが常につきまとうと思います。企業アカウントでも個人でも、伝えたいことだけ並べると見向きされないし、かといって“ウケ狙い”に振り切るのも違う。僕もこのあたりでずっと足踏みしていた時期がありました。 この本が面白いのは、派手なテクニックよりも「中の人がどう日常の感覚を持ち込むか」に徹底しているところです。たとえば、観光客が迷いがちな秋葉原にマップをつけた投稿とか、自腹で買った商品の“使ってみた”感を出す工夫とか、読者の保存部分を見ていても、みんな実践の中で編み出した等身大のやり方に刺さっている印象があります。SNSを宣伝の場だけにせず、友達未満の距離感で会話するという姿勢も、やってみると意外と難しくて、この本が補助輪になってくれます。 特に響いたのは、「こちらが伝えたいことばかり言ってもそっぽ向かれる」という前提に立ち、まず“相手の生活者目線”に立ち戻る動きが共通している点です。そこから、内容の引き算を意識したり、投稿の裏側まで透明化したり、踏み越えてはいけないラインを知ったうえでちょっと遊びを入れるなど、現場でしか得られない視点が積み重なっています。僕自身も運用に迷うたび、「もっと自分が相手の立場で見れているか?」と問うきっかけになりました。 企業アカウントを任されている人はもちろん、「情報発信の温度感に迷っている人」に特に刺さると思います。SNSを“うまく運用する”より前に、“どう人と関わるか”を整えたいときに手元に置いておく一冊です。
読書インサイト
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
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