
「結果を出す人」はノートに何を書いているのか実践編 (Nanaブックス)
美崎 栄一郎
Nana Corporate Communicatio / 2010-06
この本について
仕事でメモが散らかって、いざという時に何も残っていない…そんな感覚、僕もずっと抱えていました。タスクをこなしているはずなのに、自分の経験が積み上がっていく感じがしない。パソコンに入れたメモは存在すら忘れるし、裏紙に書いた走り書きは翌日には行方不明。じゃあ結局、何が自分の糧になっているんだろう、と。 この本が効いたのは、「結果に至るまでの過程は本人にしかわからないから、残しておくしかない」という視点でした。ノートに書き残すのは単なる記録ではなく、思考の跡を自分の手元に置いておく行為なんだと気づけます。付箋を“その場で貼る”ような軽いアクションで流れを止めずに記録できるところや、月に一度だけでも見返して自分の手法のクセを掴むところなど、無理に構えなくても続けられる工夫が具体的に書かれていて、読みながらすぐ試せました。 特に刺さったのは、仕事の成果は会社に残っても経験は自分にしか残らないという話で、だからこそノートが“持ち運べる自分のスキル”になるという位置づけです。ノート術と聞くと上手に書く技術だと思いがちですが、この本は「まずは残すこと」「書き写すより、流れを止めないこと」といった現実的なラインを教えてくれます。 自分の仕事の進め方に手応えがない人や、気づいたら手元に何も残っていないと感じている人には、特に刺さると思います。書き方に正解を求めて空回りしていた身としては、肩の力が少し抜けました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
読書の順序
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