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自由とは何か 「自己責任論」から「理由なき殺人」まで (講談社現代新書)

自由とは何か 「自己責任論」から「理由なき殺人」まで (講談社現代新書)

佐伯啓思

累計読者数6
平均ハイライト数 11.8件/人
推定読了時間 約5時間43分
star総合評価 45/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 14%

この本について

最近、「自己責任って結局どこまでなんだろう」とか、「自由って言われても、現実の制度や他人との関係を考えるとよく分からない」と感じる場面が増えてきました。正しいはずの言葉なのに、使われ方だけが一人歩きしていて、何となく落ち着かない。そんなモヤモヤに向き合うとき、この本は少し冷静な視点をくれる一冊でした。 読んでみて意外だったのは、自由や自己責任って、個人の強さや覚悟みたいな話ではなく、そもそも国家や社会という土台があって初めて成立するものだという指摘でした。危険地帯に行く人の例や、なぜ人を殺してはいけないのかという問いなど、極端に見える話を通して、自由がどれだけ「個人だけのものではないか」を考えさせられます。普段、国家と個人を対立で捉えがちですが、本書はその間をつなぐ“丁番”のようなものを探していく感じがあって、視点が少し柔らかくなる印象でした。 また、自由が欲望の解放ではなく、法や制度によって枠づけられた上での「市民としての自由」であるという話も、実生活に置き換えると納得感があります。自分が守られているからこそ選べていることって、意外と多いんですよね。そう思うと、自己責任という言葉の重みも変わってきます。 「自由」や「責任」という言葉に違和感を覚えることが増えてきた人にほど刺さる本だと思います。普段のニュースの受け取り方が、少しだけ変わるかもしれません。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「個人の自由」は、本当に人間の本質なのか?イラク問題、経済構造改革論議、酒鬼薔薇事件...現代社会の病理に迫る。
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