
自分を変える気づきの瞑想法【増補改訂版】
アルボムッレ・スマナサーラ
サンガ新社 / 20230731
この本について
最近、頭の中がずっとざわついている感じが抜けないことってありませんか。やらなきゃいけないことは山ほどあるのに、実際に手を動かす前に思考だけが暴走して、さらに焦ってしまう。僕も同じで、「考えて疲れるだけの時間」が増えているときほど、物事がうまくいかなくなります。 この本が効いてくるのは、まさにその悪循環を止めたいときです。著者は「焦りがあると人は頭が悪くなる」と言い切っていますが、読んでみると妙に腑に落ちるんですよね。ヴィパッサナーの実践は難しい理屈ではなく、「一切の思考を止めてみる」というひとつの行為に集中するだけ。試しにやってみると、余計な判断がいったん静まり、目の前の1秒だけに戻れる感覚があります。著者が繰り返し語る「人生を1秒に縮めて生きる」という考え方も、追われ続ける感覚をリセットする助けになります。 もうひとつ個人的に刺さったのは、「出来事そのものは不幸ではなく、考えた瞬間に心が汚れる」という視点。人間関係の小さな失敗が必要以上に大きく膨らむのって、まさにこの“考えすぎ”が火種なんですよね。感覚と判断を切り分けるだけで、落ち込み方が変わってくる実感があります。 思考の暴走で疲れてしまう人、焦り癖が抜けない人、「何もしてないのにずっとしんどい」みたいな感覚を抱えている人には特に刺さると思います。大げさなことを求めず、ただ今この1秒に戻るための本として、僕はときどき読み返しています。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
読書の順序
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