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ハプスブルク家 (講談社現代新書)

ハプスブルク家 (講談社現代新書)

江村洋

累計読者数7
平均ハイライト数 31.4件/人
star総合評価 73/100
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この本について

仕事でも人生でも、頑張っているつもりなのに「そもそも戦う土俵を間違えてるのでは…」と不安になる時があります。正面突破ばかりが選択肢じゃないと頭ではわかっていても、実際はつい力技に寄ってしまう。そんなモヤモヤを抱えたまま、この本を読んだら妙に肩の力が抜けました。 ハプスブルク家が何百年も続いた理由が「戦は他国にさせておけ」という一言に象徴されていて、意地や勝負勘ではなく、長い時間軸で“続けるための仕組み”を作っていたことがよくわかります。マリア・テレジアのように、人を見る目と判断のスピードで組織を前に進めた君主もいれば、宗教対立の最中でも相手を処刑しないという、権力者らしからぬ懐の深さを見せる皇帝もいる。強さの種類が一つじゃないという事実が、静かに効いてきます。 そして、この王家が栄えた地域がドイツからイタリア、バルカンまで広がっていた背景を知ると、複雑さはむしろ前提で、だからこそ「一気にまとめようとしない」姿勢が必要だったのだと腑に落ちます。焦って物事を単純化しようとすると、逆に判断を誤る——これは日常でもよくある話です。 歴史書ですが、実際は「長く続くための視点」をくれる一冊です。目の前の課題にすぐ答えを出そうとして疲れている人に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

神聖ローマ皇帝、オーストリア皇帝として645年君臨したハプスブルク家。帝都ウィーンに燦然と輝く美の遺産と歴代皇帝の物語。 ・西洋史を学ぶ上で不可欠なハプスブルク家を識る入門書 ・帝都ウィーンで育まれた宮廷文化とハプスブルク家の至宝(絵画・美術工芸品)をビジュアル豊かに紹介 ・ルドルフ1世から始まる歴代皇帝、女帝マリア・テレジア、皇妃エリザベートなどハプスブルク家の人々の物語 西洋史を学ぶ上でハプスブルクの知識は不可欠である。645年間続いた「ハプスブルク家」そして「神聖ローマ帝国」とは何か?その歴史の扉をの開く1冊として本書は編まれた。ハプスブルク歴代皇帝は芸術を愛し、絵画、宝飾、音楽、舞踏、乗馬、料理、建築、園芸......幅広い生活芸術を遺した。また国母と慕われた女帝マリア・テレジア、オーストリア・ハンガリー二重帝国成立に尽力した皇妃エリザベートなど女性も活躍。ハプスブルク家の人々を軸に帝都ウィーンの偉大な美の遺産をオールカラーで紹介する。
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