
文化人類学入門(増補改訂版) (中公新書)
祖父江孝男
辰巳出版 / 2022-06
この本について
仕事でいろんな価値観と接していると、「自分が当たり前だと思っていることって、本当に“当たり前”なんだろうか?」と急に足元がぐらつくような瞬間がありませんか。わたしはまさにそのタイプで、文化の違いをどう受け止めればいいのか整理できずにいた時、この本にずいぶん助けられました。 文化は後天的に身につき、集団のなかで共有される“生活の設計図”だという視点を持つだけで、行動の違いを個人の性格ではなく背景から読み取れるようになります。また、人種間に先天的能力差はないという研究の積み重ねを丁寧に示してくれるので、自分の中に残っていた思い込みが静かにほどけていきました。さらに、一夫多妻や一妻多夫のような家族制度も、突飛な習慣ではなく、生活の環境や移動の多さといった条件から自然に生まれたものだとわかると、“異質な文化”を見るときの姿勢がかなり変わります。 フィールドワークに根ざしたリアルな事例が多いので、抽象論ではなく具体的な場面で「こういう時、どう考えればいいのか」がつかみやすい一冊でした。仕事で異文化に触れる人、あるいは自分の価値観の成り立ちを見直したい人にとくに刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本の後に読まれた本
新1分間マネジャー
ケン・ブランチャード, スペンサー・ジョンソン, 金井 壽宏, and 田辺 希久子
現代思想 2016年3月臨時増刊号 総特集=人類学のゆくえ
中沢新一, 上橋菜穂子, 春日直樹, 檜垣立哉, エドゥアルド・ヴィヴェイロス・デ・カストロ, マリリン・ストラザーン, フィリップ・デスコラ, 箭内匡, 奥野克巳, 金子遊, 久保明教, 清水高志, and 水野千依
戦争にチャンスを与えよ (文春新書)
エドワード・ルトワック and 奥山真司
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池谷 裕二
リーン・スタートアップ ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす
エリック リース, 井口 耕二, and 伊藤 穣一(MITメディアラボ所長) (解説)
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渥美 育子

異文化理解力 ― 相手と自分の真意がわかる ビジネスパーソン必須の教養
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