
組織変革のビジョン (光文社新書)
金井 壽宏
この本について
仕事で「組織を良くしたい」と思いながらも、現実には目の前の摩擦や惰性に押されて、気づけば何も変えられないまま時間だけが過ぎていくことってありますよね。周りが動かないのか、自分が動けていないのか、その境界も曖昧で、愚痴だけが積もっていく感じ。僕自身もずっとそのループから抜けられずにいました。 『組織変革のビジョン』を読んで刺さったのは、「会社が変わらない理由」と「自分が変われない理由」を並べて見せてくれるところでした。ジェームズ・オトゥールの33項目のリストなんて、読んでいて心の中を見透かされた気分になります。変わらないのは気合が足りないからではなく、こうした“人間として自然な反応”が邪魔をしている。その前提に立つと、自分の行動の組み立て方がちょっと変わります。また、著者が繰り返し書く「緊張感」の扱い方も実務寄りで、未達の課題をあえて言語化し、個人の中に小さなテンションをつくることで前に動ける、という視点は現場に持ち帰りやすかったです。 もうひとつ印象的だったのは、ビジョンを「数字」ではなく「たどり着きたい情景」として持てるかどうか。家族に語れるくらい生々しい言葉に落とし込めているかを問われると、僕は正直まったく答えられませんでした。この“視覚的な着地点”があるかどうかで、日々の行動のブレ方が変わるのだと思います。 組織を動かす以前に、まず自分が何に引っかかっているのかを確かめたい人にはちょうどいい本です。自分の働き方のクセを見直したい時に、そっと横に置いておける一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要





