
断捨離流 素敵な出逢いがやってくる モノの捨て方 (―)
やましたひでこ
KADOKAWA / 2013-11-29
この本について
家の中を見渡すたびに、どこか自分の気持ちまで重たくなるときがあります。片づければいいのは分かっているのに、結局また散らかっていく。そもそも「どこから手をつけたらいいのか」も分からないまま、私もずっと同じところをぐるぐるしていました。この本が少し違ったのは、「片づけ方」より前に、自分とモノの関係そのものを見直す視点をくれたところです。 読んでいて刺さったのは、「家は本来、一番寛げる場所のはず」という指摘でした。確かに、帰ってきて気持ちがザワつくのは、単に散らかっているというより、そこに“過去の自分”や“義務感だけで残したモノ”が積み重なっているからなんだと気づかされます。さらに、「もったいない」を捨てるときの言い訳としてではなく、“不要なものを生み出してしまう行動そのもの”と捉え直す視点は、買い物のクセまで変えてくれる感じがありました。家の変化より先に、何となく自分の心のほうが軽くなるんですよね。 とはいえ、この本は「全部捨てよう」とは言いません。自分をごきげんにしてくれるモノは、堂々と残していい。逆に、今の自分にふさわしいかどうかで判断することで、押し入れの奥に眠った“昔の実績”や“親からのもらい物”にも、静かに区切りをつけられるようになります。最初は財布の中の整理からでいい、という現実的なステップも救われました。 自分の家を“自分の現在地”として整えたい人にとって、この本はちょうどいい伴走者になります。私もまだ迷いながらですが、読み終わったあと、ひとつ捨てるたびに少しだけ呼吸がしやすくなりました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
読書の順序
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