
自分探しと楽しさについて (集英社新書)
森博嗣
集英社 / 2011-02-22
累計読者数12
平均ハイライト数 20.2件/人
推定読了時間 約1時間49分
star総合評価 62/100
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この本について
最近、やりたいことが見えてこないとか、楽しさがどこか他人任せになっている気がするとか、そんな小さなモヤモヤを抱えたまま毎日が進んでいくことがあります。頭では「自分の時間は有限だ」とわかっていても、結局いつもの道を歩いてしまう感じ。僕もよくそこに引っかかります。 森博嗣さんの『自分探しと楽しさについて』は、その行き詰まりを特別な方法で解決してくれるわけではありません。でも、読んでいると「自分が変わらない理由って、意外とシンプルかもしれない」と静かに気づかされます。たとえば、用意された“楽しさ”に慣れすぎて、自分から取りにいくという発想を忘れていたり。あるいは、行動の前に考えすぎて、結局動けずに終わっていたり。落ち葉を一枚ずつ拾うような、無駄に見える行為が心の回復や前進につながることもある、と言われると、ああ確かにと思えてきます。 もうひとつ、この本で印象的なのは「自分を見つめるより、他者をどう認めるかの方が大事」という視点です。自分が何者なのかをこねくり回すより、目の前の人や出来事との関わり方の方が、そのまま“自分”として立ち上がる。自己肯定以前に、そういう外側との接点のあり方を整えることが、大きなヒントになるんだと感じました。 じっくり深呼吸するように読みたい人向けです。特に、「何かを変えたいけど、派手な答えはいらない」という人には、静かに効いてきます。
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出版社による紹介
老若男女を問わず、「自分探し」を続けている人は少なくない。自分の存在は、自分にとって最も明らかなはずなのに、なぜ見つけることができないのだろうか。現実に多くの人が、自分の生き方に悩み、自分探しを続けている。もちろん、個々人が置かれた状況はさまざまであり、万能薬は存在しない。その事実を踏まえたうえで、人気作家が、「あなたの中の前向きな気持ち」を、そっと引き出してくれる一冊。【目次】まえがき/第1章 自分はどこにあるか/第2章 楽しさはどこにあるのか/第3章 他者は自分のどこにあるのか/第4章 自分は社会のどこにあるのか/第5章 ぶらりとどこかへ行こう/あとがき
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