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戦略の不条理~なぜ合理的な行動は失敗するのか~ (光文社新書)

戦略の不条理~なぜ合理的な行動は失敗するのか~ (光文社新書)

菊澤 研宗

光文社 / 2009-10

累計読者数6
平均ハイライト数 49.5件/人
推定読了時間 約4時間48分
star総合評価 73/100
menu_book精読型
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この本について

仕事でも日常でも、「合理的に考えたのに、なぜかうまくいかない」と感じることが僕はよくあります。数字や仕組みだけ整えても、相手の反応がズレたり、思わぬところで壁にぶつかったりするあの感覚です。原因を探しても、物理的な条件だけ見ていると答えが出ないまま迷走してしまうんですよね。 この本が教えてくれたのは、状況はいつも「物理・心理・知性」の三層で動いていて、合理的に見える行動でも別の層では不合理になることがあるという視点でした。たとえば、商品が売れないときに広告や価格いじりから入る前に、そもそも心理的な不信や、もっと手前の物理的な欠陥が潜んでいるかもしれないという考え方。あるいは、相手が強気なときにはあえて動かず、気力が落ちた瞬間に仕掛けるという「虚を突く」戦い方。こういう具体的な判断の転換が、自分の仕事の場面にもそのまま重なる実感がありました。 結局、僕らがつまずくのは戦略が弱いというより「どの世界で起きている問題なのか」を取り違えているだけかもしれません。この本はそのズレを丁寧に見直すための枠組みをくれる一冊です。表面的な成功法則より、構造を理解したい人に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

21世紀に、企業が生き残るために必要とされる戦略とはなにか。それは、「物理的世界」「心理的世界」「知性的世界」の3つの世界に立体的にアプローチする「キュービック・グランド・ストラテジー」である。本書は、孫子、クラウゼヴィッツ、リデル・ハート、ロンメルの軍事戦略を手がかりとして、キュービック・グランド・ストラテジーの本質を解き明かす。
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