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アイネクライネナハトムジーク

アイネクライネナハトムジーク

伊坂幸太郎

幻冬舎コミックス / 2019-06-24

累計読者数6
平均ハイライト数 5件/人
推定読了時間 約3時間17分
star総合評価 44/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 37%

この本について

人間関係のことで、正解が見えないまま動くのってしんどいですよね。相手を大事にしたい気持ちはあるのに、距離感や言葉の選び方でつまずいたり、「そもそも出会い方からして間違ってたんじゃないか」なんて考えてしまったり。僕もよくそこで足が止まります。 『アイネクライネナハトムジーク』を読んで感じたのは、派手な奇跡よりも、日常の中でどう人と関わるかのほうがずっと現実的で、しかも後になって効いてくるということです。例えば、夫婦を“別の国”と捉える発想には笑ってしまいながらも、確かにそうかもしれないと妙に腑に落ちました。毅然とする、相手の顔を立てる、確約しない、領土は守る。極端に聞こえますが、実際の人間関係でも「ああ、これで良かったのか」と肩の力が抜けます。また、出会いのドラマにばかり期待しすぎると大事なものが見えなくなる、という会話には、自分がどれだけ“物語的な答え”を追っていたかを静かに突きつけられました。 この小説は、恋愛や人生を劇的に変えるというより、むしろ「そうやって迷っていいんだよ」と寄り添ってくれるタイプの物語です。後から「あの場面にあの人がいて良かった」と思える関係って、派手さはなくても確かに残る。そんな視点を、日常にすっと持ち帰れます。 人との距離感にいつも迷ってしまう人に、じんわり届くと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「出会い」が紡ぐ──愛とか、恋とか。 素敵な出会いを探すサラリーマン、妻に出て行かれた中間管理職、声しか知らない相手に恋する美容師、元いじめっ子と再会してしまったOL、100円で歌のフレーズを提供する男……人生は楽しいことばかりじゃないけれど、道路工事の現場で、運転免許センターで、リビングで、駐輪場で、奇跡は起こる。 情けないけど、愛おしい登場人物たちが仕掛ける、不器用な駆け引きの数々。それは、ごく普通の人たちが巻き起こす“小さな奇跡の物語”──
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