
なぜ、一流の人はハードワークでも心が疲れないのか? 実践版「レジリエンス・トレーニング」
久世 浩司
SBクリエイティブ / 2014-10-30
この本について
仕事はそこまで嫌いじゃないのに、なぜか心だけがすり減っていく感じがある時ってありませんか。体は元気なのに、モヤモヤや不安だけが残るあの感覚です。僕自身、寝ても休んでも晴れない「心の疲れ」に気づくまでけっこう時間がかかりました。 この本は、そんな“じわじわ削られるタイプの疲労”に向き合うための具体的な方法が多いのがありがたいところです。たとえば、ネガティブな感情をその日のうちに外へ出すための「書く」気晴らし。コピー用紙の裏にひたすら書き続けて、支離滅裂でも気にしない。やってみると、頭の中の渦がいったん外に流れ出る感覚があります。また、「底打ち→立ち直り→教訓化」という流れで、落ち込んだ時に自分が今どこにいるのかがわかるだけでも、変に焦らなくなるんですよね。さらに、疲れの正体が“体”ではなく“心”である時の見分け方や、未来への不安と罪悪感がぐるぐる回る仕組みについても丁寧に書かれています。 特に刺さるのは、がんばり屋ほど「助け合いがない職場」で消耗しやすいという指摘です。努力が吸われていくような組織で、自己決定感まで奪われると、人は気づかぬうちに無力感へ向かってしまう。ここに共感する人は多いはずです。 自分のメンタルを“気合いでなんとかする”のに限界を感じている人ほど、この本の実践的な小さな習慣が効いてきます。心の扱い方を、もっと現実的にアップデートしたい人に届けばいいなと思っています。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの41%が集中しています。
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