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筺底のエルピス -絶滅前線- (ガガガ文庫)

筺底のエルピス -絶滅前線- (ガガガ文庫)

オキシタケヒコ and toi8

小学館 / 2014-12-23

累計読者数3
平均ハイライト数 2件/人
推定読了時間 約4時間31分
star総合評価 29/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 21%

この本について

仕事でも人間関係でも、「自分では分かったつもりだったのに、後からぜんぜん理解できてなかった」と気づいて落ち込むことってありますよね。無意識のクセで判断を誤ったり、無理をしている自分に気づけなかったり。頭では冷静でいたいのに、気持ちや身体が勝手に暴走することもあると思います。 『筺底のエルピス ―絶滅前線―』の抜粋を読むと、まさにその“ズレ”に刺さって保存した人が多いんじゃないかと感じました。「甘く見てた」「理解が足りてなかった」という悔しさとか、自分を犠牲にして突っ走ってしまう危うさとか。あるいは、無意識が勝手にスイッチを切ってしまう人間の弱さやしたたかさ。その描写が、極限のSF設定を使いながらも、日常の自分たちに意外と重なるんですよね。 この作品が効くのは、まず「自分の行動の裏にある本能や反応」を外側から見せてくれるところ。意志の強さじゃどうにもならない領域があると認められると、無理に自分を責めなくてよくなる。さらに、人の“強さ”には寿命を削るタイプと、しぶとく生き延びるタイプがあると教えてくれるので、頑張り方を少し調整するきっかけにもなります。そして何より、世界の終わりを描いているのに、登場人物たちが迷ったり後悔したりする姿が、自分の弱さをそのまま持ち込んでいいと思わせてくれるんです。 「分かってるつもりの自分」に少し疲れている人に、静かに刺さります。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

人類の存亡をかけた影なる戦い。 殺戮因果連鎖憑依体―― 古来より『鬼』や『悪魔』と呼ばれてきたその存在は、感染する殺意であり、次元の裏側から送り込まれた人類絶滅のプログラム。 日本の暗部である《門部》は、不可視の存在を網膜に投影する改造眼球『天眼』と、時を止める超常の柩『停時フィールド』を武器とし、そのプログラムを追い立て、狩り、そして葬り続けてきた鬼狩りの組織だ。 時は現代。 百刈圭(ももかり・けい)と、乾叶(いぬい・かなえ)――心に傷を抱えて戦う二人が遭遇したのは、歴史上、たった六体しか確認されていない《白鬼》だった。 叶の親友に憑依したその鬼を巡って組織が揺れる中、黒ずくめの刺客《ゲオルギウス会》が動き始める。それは日本を守護する《門部》と同じように、ヨーロッパで連綿と戦い続けてきたもうひとつの鬼狩りの組織――バチカンの狩人たちだった。 《白鬼》とは何か。二つの組織の衝突はいかなる戦いを引き起こすのか。そして、滅亡を防ぐ希望はあるのか。 人類の存亡をかけて戦う、影なる戦士たちの一大叙事詩が、いま語られる。 気鋭・オキシタケヒコが描く異能バトルアクションシリーズ。イラストは各方面で活躍中のtoi8が担当。 ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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