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街道をゆく36

街道をゆく36

司馬遼太郎

株式会社朝日新聞出版 / 2009-04-30

累計読者数3
平均ハイライト数 28件/人
推定読了時間 約5時間5分
star総合評価 74/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 75%

この本について

仕事でも日常でも、目の前の判断に自信が持てないときがあります。知識を集めても腹が決まらないし、視野を広げたいのに、歴史を読んでも抽象的に感じてしまう。そんなときに『街道をゆく36』の人物描写に触れると、少しだけ自分の考え方の角度が変わります。 たとえば、福沢諭吉が語る「瘠我慢」のような、損得では測れない姿勢をどう扱うか。あるいは、江藤新平のように、知識が足りなくても本質をつかんで動いてしまう異能の存在をどう捉えるか。また、虚子の句ににじむ、けなげさでも損得でも説明しきれない人間の複雑さ。こういう断片が積み重なると、歴史の「正しさ」よりも、人がどう迷い、どう決めたかが立体的に見えてきます。 この本は何かを教えてくれるというより、判断に迷う自分を少し肯定してくれる本です。信仰の話が出てきても、政治家や改革者の逸話が続いても、共通しているのは「人がどうやって自分の芯をつくっていったか」という視点。そのぶれ方ごと描かれているから、読みながら自分の迷いにも同伴してくれる感覚があります。 歴史の知識より、人の揺れ方を読みたい人に刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

鳶の頭や木場の筏師、落語などから江戸の時代を生きた人々を訪ねる「本所深川散歩」。ニコライ堂、神田明神、神田神保町の古書店街などをたどるとともに、森鴎外、夏目漱石ら、この町に住み、関わった人々の足跡を訪ね歩く「神田界隈」。
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