
外資系コンサルのスライド作成術 作例集―実例から学ぶリアルテクニック
山口 周
東洋経済新報社 / 201504
この本について
仕事でスライドを作るたびに、「情報は入っているのに、なぜか伝わらない…」みたいなモヤモヤがつきまといます。自分では丁寧に作っているつもりなのに、会議でうまく通らなかったり、説明が長くなってしまったり。僕もずっとこの沼にいました。 この本が刺さっている人の抜粋を見ると、みんな「縦軸・横軸の設定」「同じ言葉を繰り返さない」「レイアウトで判読性が決まる」といった“構造そのもの”に反応しているんですよね。結局、良いスライドって見栄えの話ではなく、情報の置き方の話なんだと改めて思います。特に、二次元の枠組みをどう使うかで理解の速さがガラッと変わる、という説明は仕事の現場でそのまま効きます。 読んでいて実感したのは、迷ったときに立ち返れる判断基準が増えることでした。例えば、同じ言葉を複数回使っているなら構造を整理し直すべきサインになるし、数値の大小をグラフの面積や長さと整合させる意識を持つだけで、相手の理解スピードが段違いになる。時間軸を必ず横に置くわけじゃなく、見せたい事実に合わせて軸の取り方を変える、という発想も目から鱗でした。 スライドを「ただ情報を詰めるためのもの」ではなく「行動を変えてもらうための道具」として扱いたい人には、とても相性がいい本だと思います。僕と同じように、日々の資料づくりで迷いがちな人にほど静かに効いてきます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの80%が集中しています。
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