
武器としての会計ファイナンス 「カネの流れ」をどう最適化して戦略を成功させるか?
矢部謙介
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この本について
仕事で数字を前にすると、どう判断していいか急に霧がかかったようになることがあります。利益は出ているはずなのにキャッシュが苦しいとか、上からホイッと渡される投資案件の是非が自分ではうまく語れないとか。管理会計までは触れてきたけれど、もう一段うしろにある「おカネの流れ」をどう扱えばいいのか、ずっと宙ぶらりんのままにしてきた感覚がある人は多いと思います。 この本は、その宙ぶらりん部分を地面に降ろしてくれるタイプでした。例えば、ROEやROICといった指標が“なんとなく重要”で終わらず、「誰のおカネを使って、どれだけ返しているのか」という視点に結びつくことで、経営会議の言語が急に聞き取れるようになります。また、利益よりキャッシュが“硬い”理由や、CCCを短くすれば万事OKではないといった現場感覚に近い話もあり、財務の知識をそのまま日々の判断に引き寄せられるつくりです。さらに、投資判断をするうえでB/S・P/L・CFをどう未来形でつくるのかという話は、企画職や中間管理職が最初につまずきがちなポイントを丁寧にほどいてくれます。 数字の意味を「上から言われたから」ではなく、自分の判断軸として持ちたい人に刺さる一冊です。
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