
外資系コンサルのスライド作成術【合本版】
山口 周
東洋経済新報社
この本について
スライドを作っていると、「結局何が言いたいのか分からない」と言われたり、自分でも途中で迷子になったりしませんか。僕もよく、データはそろえたのに主張がぼやけて、会議で突っ込まれてようやく気づく、みたいなことがあります。読む人に寄り添っているつもりが、実は怖くて言い切れていなかっただけなんですよね。 この本は、そのモヤモヤにかなり効きます。たとえば、抜粋にもある「ポジションを取る勇気」。ここを避け続けている限り、どれだけ綺麗なグラフを作っても伝わらない、という指摘が刺さります。「相手におもねって解釈を委ねてしまう」状態から一歩出ると、スライドの構造がガラッと変わるのを肌で感じました。そして、メッセージを最初に置き、出所を書き、グラフを選ぶという逆算の作り方が、実務でそのまま使えるのもありがたいところです。特に「何を強調したいかでグラフの型を選ぶ」という考え方は、日常の資料づくりの判断をずいぶん楽にしてくれました。 結局、スライドって相手の時間と注意をどう節約するかの勝負なんだな、と再確認させられます。情報を盛れば安心するけれど、それで読みにくくなるなら本末転倒。相手が何を知っていて、何を知らないのかを整理し、必要なものだけ残す。僕自身まだ毎回できているわけではないですが、迷ったときの基準が増えたのは大きいです。 「伝えたいことはあるのに、資料に落とすと弱くなる」と感じている人には、特に刺さると思います。
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ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの34%が集中しています。
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