
社会的インパクトとは何か ― 社会変革のための投資・評価・事業戦略ガイド
マーク・J・エプスタイン, クリスティ・ユーザス, 鵜尾雅隆, 鴨崎貴泰, and 松本裕
この本について
社会的インパクトに関わる仕事をしていると、「この判断は本当に意味があるのか?」とか「自分の価値観をどこまで持ち込んでいいんだろう」といった迷いがつきまといます。お金でも時間でも評判でも、何かを差し出すときほど、自分の判断軸が曖昧なまま進んでしまう怖さがあります。僕自身も、良かれと思って動いた結果が、どんな変化につながったのかよく分からないまま終わることがありました。 この本が効くのは、その“曖昧さ”をゆっくりほどいてくれるところです。まず、自分は何に価値を置いているのか、どんな変化を望んでいるのかを言語化するところから始めさせてくれます。さらに、問題設定の切り方や、受益者をどの層にするかといった超具体的な分岐が提示されるので、「なんとなく善いことをやる」の段階から抜けられます。加えて、組織が生み出している正の変化と負の変化の両方を見る視点をくれるので、手触りのある改善がしやすくなります。 個人的には、評判やブランドのような“数値化しづらいリソース”もインパクトに資する資源として扱っている点に救われました。お金だけの勝負ではなく、自分が持ちうるもの全部で考えていいんだと思えると、行動の選択肢が広がります。何を投資するのか、何をもって成功と考えるのかを整理し直したい人には、とても現実的な道筋を見せてくれる本です。 特に、善意だけでは判断しきれず、もう一段深く「どこに関わるべきか」を考えたい人に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの35%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




