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「明治」という国家

「明治」という国家

司馬 遼太郎

NHK出版 / 2018-01-25

累計読者数6
平均ハイライト数 2.5件/人
推定読了時間 約4時間4分
star総合評価 42/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 54%

この本について

仕事でも日常でも、「正しいことを言っているのに動かない」「常識的な案ほど人を動かさない」という場面ってありますよね。頭では分かっているのに現場は別、というあのズレにモヤっとしていたときに読み返したのが『「明治」という国家』でした。 この本が効くのは、まず、動きの原動力って必ずしも理屈じゃないと気づかせてくれるところです。開国の正しさより、攘夷という“強い酒”が人を走らせた、という話は、そのまま現代の組織にも置き換えられます。正しい水よりも、動かすための熱量が要る場面がある。分かっていたようで、腑に落ちます。 もうひとつは、物事の構造をどう捉えるかの視点をくれる点です。徳川家を「大名同盟の盟主」と見るだけで、幕末の力関係の読み方がガラッと変わります。目の前の組織でも、肩書きより“実質的な位置づけ”を見たほうが動きが理解しやすい、という感覚に近いです。 そして、歴史という割符の半分だけを作者が書き、残り半分を読む側が埋めるという姿勢も、いま迷っている自分たちに寄り添ってくれます。正解を与えるというより、「どう読むか」を問われる読書体験です。 強い物語が必要なときや、組織や時代の構造の“見え方”を変えたい人に刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

西郷隆盛や小栗忠順は何がすごかったのか? “武士”はどのようにして滅んだのか?──実は謎の多い幕末・明治の実情を巨匠が語り下ろした『NHKブックス「明治」という国家(上・下)』は、ベストセラー&ロングセラーとなり、日本人の「明治観」の基礎となった。従来の上下巻を読みやすくまとめた新装版、この一冊で幕末・明治の空気が実感できる!
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