
アマニタ・パンセリナ (集英社文庫)
中島らも
累計読者数6
平均ハイライト数 9.7件/人
star総合評価 48/100
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この本について
最近、自分の弱さや癖にぶつかったとき、「こんな自分をどう扱えばいいんだろう」と立ち止まることが多くて。気合で直せるタイプでもないし、かといって無視しても余計にしんどくなる。そんなときに、中島らもの『アマニタ・パンセリナ』を読むと、妙に呼吸が楽になる瞬間があります。 この本はドラッグ体験を題材にしているけれど、刺激的な話よりも、人が“逃げたくなるときの心理”や“自分に愛想が尽きる瞬間”をどう受け止めるかが核心に見えるんです。弱さを抱えていても人間は生きていける、という語り口がやたら正直で、変に励まされるわけでもなく、ただ隣で「まあそんなもんや」と言われる感覚がある。そして、物質を通して世界がどう見えるかを淡々と語るところに、人の認知の脆さとおかしさがそのまま出ていて、自分の思い込みを少し緩めるきっかけにもなります。 何かを断ち切れない自分にうんざりしたり、生きづらさの正体がつかめずに迷っているとき、この本は“がんばり方を変えてみる余地”を示してくれます。現実逃避を肯定するわけじゃなく、逃げたくなる心の構造そのものを覗かせてくれる一冊です。 刺さるのは、強がるのに疲れた大人だと思います。
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多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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