
生きるチカラ (集英社新書)
植島啓司
累計読者数5
平均ハイライト数 8.2件/人
推定読了時間 約4時間25分
star総合評価 52/100
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この本について
最近、うまくいかないことが続くと「なんで自分だけ…」みたいな気分になることがありますよね。正直にやっても報われないし、かといって要領よく立ち回ったところで全部が好転するわけでもない。その中でどうやって気持ちを立て直せばいいのか、自分でもよく迷います。 植島啓司さんの『生きるチカラ』は、そういう時に“前向きになれ”とは言いません。むしろ、失敗や不運そのものが視界を広げてくれる瞬間をどう捉えるか、という話にかなり踏み込んでくれます。ふりかかった災難こそ人生を変えるきっかけになる、という視点は、単なる慰めではなく、読んでいるうちに「ああ、たしかにあの出来事がなければ今の自分はいないな」と実感に変わっていきます。また、選択に“正解”がないことを前提にしているので、過去の判断を責めてしまう癖がある人ほど肩の力が抜けると思います。 さらに、いい時よりも苦しい時のほうが他人への理解が深まるという言葉も、妙に現実的で、自分の経験と照らし合わせやすいんですよね。予期せぬ偶然をうまく拾っていく姿勢についての話もあって、「状況が変わったから終わり」ではなく、「変わったからこそ次が始まる」という小さな希望が生まれます。 目の前の現実が予定どおり進まない時、「この状況にどう向き合えばいいのか分からない」と感じている人にこそ静かに効いてくる本です。
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出版社による紹介
われわれの人生は、気にすればきりがないような小さな課題の連続である。人は、無数の選択を強いられながら生きており、ときには大きな困難に出合うこともある。だが、少し見方を変えてみると、正しい選択や誤った判断があるわけではないことがわかる。また、ふりかかる災難が、人生のきっかけにもなることもあるのだ。生きるのに正しいも間違いもない―。世界の聖地を調査してきた宗教人類学者だからこそ書ける、自分の生き方を手に入れる道とは何か。「生きるチカラ」が不足している現代日本人に必読の書。
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