
猫物語 (白) (講談社BOX)
西尾維新 and VOFAN
累計読者数3
平均ハイライト数 9.7件/人
推定読了時間 約6時間6分
star総合評価 44/100
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この本について
最近、他人に合わせてばかりで、自分の感情がどこか置き去りになっているような気分になることがあります。言いたいことがあるのにうまく言語化できなかったり、逆に言葉だけが空回りしてしまったり。そんな“もやもやした自己理解のズレ”みたいなものに、私はずっと困っていました。 『猫物語(白)』を読んで救われたのは、感情や関係性を巡る細かな揺れを、羽川翼という人物の語り口を通して丁寧に描いてくれるところです。「私を愛します」と言い切る強さと、「取り繕っても」隠しきれない脆さが同時に存在していて、自分の中にもこういう矛盾があるよな、と妙に落ち着くんです。また、彼女の視点で世界を見ると、普段なら見過ごすような自縄自縛や、言葉にする前の感情のざらつきが浮き上がってきます。うまく生きようとしすぎて畳水練で溺れる滑稽さも、思い返せば自分にも心当たりがありました。 物語としての起伏はありつつも、効き方はどちらかというと“自分の内側を照らす”タイプの本です。誰かに理解されたいけれど、そもそも自分で自分を理解しきれていない、そんな状態に少し風を通してくれます。「問うに落ちず語るに落ちる」という言葉が妙に刺さった人には、たぶん相性がいいはずです。 自分の感情の輪郭をもっと静かに確かめたい人に刺さる一冊だと思います。
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多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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出版社による紹介
完全無欠の委員長、羽川翼。阿良々木暦の命の恩人である彼女はゴールデンウィーク初日、一匹の猫に、魅せられた―。それは、誰かに禁じられた遊び...人が獣に至る物語。封印された“悪夢の九日間”は、今その姿をあらわにする!これぞ現代の怪異!怪異!怪異!知らぬまに、落ちているのが初恋だ。
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