
はじめての森田療法 (講談社現代新書)
北西憲二
講談社 / 2016-08-20
累計読者数6
平均ハイライト数 7件/人
推定読了時間 約2時間34分
star総合評価 53/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 90%
この本について
最近、気分が重いまま一日が始まって「こんな状態で動いていいのか」と足が止まることがよくあります。過去の後悔や、起きてもいない未来の不安が頭を占領して、いま目の前の生活から意識が抜け落ちていく感じ。気持ちをなんとか整えてから動こうとするほど、逆にうまくいかないんですよね。 『はじめての森田療法』を読んで救われたのは、「気分と行動は別にしていい」という視点でした。気持ちが暗いなら暗いままでよくて、そのまま台所に立つとか、メールを一本返すとか、いま扱える行動を淡々とこなしていけばいい。すると不思議と、気分のほうが後からついてくる。これは精神論ではなく、誰でも試せるごく生活的なアプローチとして書かれています。 もうひとつ刺さったのは、「あきらめ」の意味が世間のイメージとまったく違ったこと。物事をありのまま認識し、できないものはできないと受け入れることで、執着がほどけていく。感情は放っておくしかないものだと腑に落ちたとき、ようやく身動きができる感じがありました。 気持ちの浮き沈みに振り回されやすい人、自分を無理にコントロールしようとして疲れてしまう人には、とくに静かに刺さる本です。気分を変えるのではなく、生活のほうを整える。その地味だけど効く方向転換を教えてくれます。
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多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの72%が集中しています。
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出版社による紹介
生きづらさを抱えた人々に、悩みから抜け出るヒントを与える入門書。明治期に森田正馬によって誕生した森田療法は、現在、考え方の本質はそのままにしながらも、入院ではなく外来での治療が確立し、現代人の生活にも対応ができるようになってきました。本書は、考え方のエッセンスを紹介しつつ、うつ病や心身症などへどのように効果を発揮していくのか、実際の症例をもとに解説します。
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