
ピダハン――「言語本能」を超える文化と世界観
ダニエル・L・エヴェレット and 屋代通子
累計読者数17
平均ハイライト数 13件/人
推定読了時間 約7時間48分
star総合評価 56/100
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この本について
仕事でも日常でも、「自分の当たり前ってどこまで通用するんだろう」と立ち止まることがあります。頑張ってるのに噛み合わない感じとか、正しさにこだわりすぎて視野が狭くなる瞬間とか。そういうとき、外の世界を知りたいと思っても、抽象論だけだと結局もとの思考に戻ってしまうんですよね。 『ピダハン』は、まったく別の文化を“極端な例”として突きつけてくる本ですが、その極端さのおかげで、自分の見方の偏りが逆にくっきり見えてきます。例えば、彼らが「直接経験したことしか語らない」という原則は、わたしたちがどれだけ“見ていないもの”に依存して判断しているかを静かに浮かび上がらせます。また、食べ物があっても保存せず、その日をその日として過ごす姿を読むと、将来の不安ばかり考えて動けなくなる自分の癖に気づかされます。さらには、笑いながら不運を受け止める彼らの態度が、状況そのものより「自分は対処できる」という感覚のほうが心を支えるのだと実感させてくれます。 文化の違いを知る本というより、「自分の文化をどう相対化するか」を手渡してくれる本です。ふだん考え方が固まりがちな人ほど、静かに効くと思います。こんな人に刺さるのは、“自分の物差しを疑いたいけど、どこから動けばいいかわからない人”あたりだと思います。
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出版社による紹介
言語をつくるのはほんとうに本能か?数がない、「右と左」の概念も、色名もない、神もいない―あらゆる西欧的な普遍幻想を揺さぶる、ピダハンの認知世界。
読んだ内容を、もう忘れない。
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