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合本 64(ロクヨン)【文春e-Books】

合本 64(ロクヨン)【文春e-Books】

横山秀夫

文藝春秋

累計読者数10
平均ハイライト数 4.6件/人
推定読了時間 約10時間4分
star総合評価 55/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 63%

この本について

仕事でも家庭でも、人を「わかったつもり」になってしまう瞬間ってありますよね。部下の性格を勝手に決めつけたり、家族にも昔のイメージのままラベルを貼ったままだったり。自分でも気づかないうちに、相手との距離がじんわり広がっていくあの感じ、覚えがある人は多いと思います。 『64』を読んで刺さったのは、そういう思い込みがどう積み重なり、どうズレを生むかを、警察組織という極端な舞台を通して“現実味を持って”突きつけてくるところでした。たとえば「本心から従順な部下などいない」という三上の独白は、上司としての慢心や、都合のいい理解に寄りかかりがちな自分の姿と重なりやすい。あるいは「たまたまが一生になる」という一文は、キャリアの選択を理屈で語りたがる自分の背中をそっとつかむような感触があります。そして、相手の「心の来歴」を丁寧にたどって一言を探す三上の姿は、対話って本来こういう地道さからしか始まらないよなと気づかされました。 物語としても重厚ですが、読み終えると、自分の周りの人間関係を一段深いところから見直したくなります。役職に限らず、誰かと関わり続ける立場にいる人ほど刺さると思います。人を動かすこと以前に、“自分がどう人を見ているか”を静かに問い直させてくれる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

2012年「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、13年「このミステリーがすごい!」第1位など高い評価を得た警察小説。2015年のテレビドラマ化につづき、2016年に前編(5月7日公開)・後編(6月11日公開)として映画化! 大ヒット警察小説、待望の合本化! 昭和64年に起きたD県警史上最悪の誘拐殺害事件を巡り、刑事部と警務部が全面戦争に突入。広報・三上は己の真を問われる。究極の警察小説!
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