
性格類語辞典 ポジティブ編 類語辞典シリーズ
アンジェラ・アッカーマン, ベッカ・パグリッシ, and 滝本杏奈
フィルムアート社 / 20160625
この本について
人の性格って、いい面も悪い面もごちゃっと混ざっていて、自分でも「なんでこうなるんだろう…」と説明しづらいことがありますよね。仕事で人を理解しきれなかったり、創作をしていてキャラが薄く感じたり、そもそも自分の反応パターンがよくわからなくなったり。僕もずっとその違和感を抱えていました。 この本が効くのは、性格を“固定されたラベル”ではなく、“背景や理由を持った動き”として見られるようになるところです。抜粋にもありますが、ポジティブな性質が環境によって歪んだり、逆に欠点だと思ってきた反応が実は自分を守るために身につけたものだったり、その関係性が具体例とともに説明されている。読んでいると「ああ、あの人のあの行動はこういう価値観から来ていたのか」と、場面ごとに理解し直す感覚があります。また、物語づくりの技術書でありながら、行動で性格が表れる仕組みが丁寧に解説されていて、自分や身近な人の“振る舞いの理由”を探る手がかりにもなるんです。 特に刺さるのは、「善悪の価値観だって人によって違う」という視点や、「自分では美点だと思っている行動が、本当は足を引っ張っていることもある」というあたり。人間関係でいつも同じところでつまずいてしまう人にとって、けっこう現実的なヒントになります。 人物理解を深めたい作り手はもちろん、他人との距離感に悩みがちな人にも静かに効きます。自分の反応の“理由”を言葉にしたい人に向いている一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの67%が集中しています。
読書の順序
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