
量子コンピュータが人工知能を加速する
西森秀稔 and 大関真之
日経BP / 2016-12-09
累計読者数10
平均ハイライト数 8.9件/人
推定読了時間 約2時間19分
star総合評価 46/100
start序盤集中型
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この本について
量子コンピュータやAIの話って、興味はあるのに「結局どう役に立つのか」がつかみきれず、ページを閉じてしまうことが多くないでしょうか。僕も同じで、難しさというより“自分の仕事や日常とつながらない感じ”がずっとモヤモヤしていました。 この本は、その距離感をちょっとずつ埋めてくれるタイプでした。たとえば、巡回セールスマン問題のような現実的な場面から入り、量子ビットが「0と1の間で揺れながら最適解を探す」という一見抽象的な現象が、なぜ渋滞緩和や物流、機械学習の判断精度とつながるのかが具体的に語られます。さらに、学習の文脈では「解はわかっているのに、そこに至る相互作用が知りたい」という、普段僕らがモデルづくりで抱える悩みと地続きの話もあって、量子アニーリングが“遠い未来の話ではない”と実感しやすいです。また、ムーアの法則の限界やノイズで壊れやすい量子状態の現実的な課題にも触れていて、過度な期待に流されずに理解を積み上げられます。 量子やAIの技術そのものより、「何が本質的に難しく、どこが可能性なのか」を自分の頭で整理したい人に刺さる一冊だと思います。僕と同じように、技術の言葉が仕事の判断にまで落ちていく感覚を探している人には特に向いています。
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出版社による紹介
「これは日本人研究者によるノーベル賞級の発見だ!」 元グーグル日本法人社長 村上憲郎 実現は早くても21世紀後半と言われていた「量子コンピュータ」が突然、商用マシンとして販売が開始された。 作ったのはカナダのメーカーだが、その原理を考え出したのは日本人研究者。 しかも、人工知能に応用でき、グーグルやアメリカ政府も開発競争に参戦、NASAやロッキード・マーティンも活用を開始した。 どのようにして量子力学で計算するのか。 どのようにして人工知能、特に機械学習やディープラーニングに応用できるのか。 そして、どうすれば日本の研究が世界をリードできるか。 画期的な量子コンピュータの計算原理、「量子アニーリング」を発案した本人が語る。
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