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生命、エネルギー、進化

生命、エネルギー、進化

ニック・レーン and 斉藤隆央

累計読者数5
平均ハイライト数 44.2件/人
推定読了時間 約8時間10分
star総合評価 62/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 18%

この本について

仕事で行き詰まっているときって、頭を使っているはずなのに、どこか燃料切れみたいな感覚がありませんか。頑張ろうとしても集中が続かないし、自分の限界もよくわからない。そういうときにこの本を読んだら、体の中でどれだけ膨大なエネルギーが動いているかを知って、妙に落ち着いたんですよね。「あ、そもそも人間ってこういうしくみで動いてるんだ」と。 なにより刺さったのは、私たちが毎秒1000万個のATPを使い、1日に自分の体重ほどのATPを作り直しているという話でした。疲れるのが当たり前だし、エネルギー管理がうまくいかない日があるのも当然だと腑に落ちました。さらに、ミトコンドリアが細菌との共生から生まれた存在だという事実は、自分の体が「ひとつの個体」というより、膨大な歴史の積み重ねでできている集合体なんだという視点をくれます。仕事や生活のストレスを、自分ひとりの意思や根性だけで片付けようとする必要はないんだと感じました。 生命が成り立つのは、環境に熱を放出し続けるという“代価”を払い続けているからで、その余白があるから複雑さが生まれる。この考え方は、忙しい毎日の中で「何を削り、何を残すか」を考えるときにやさしい指針になります。自分の調子やパフォーマンスも、単なる気分ではなくエネルギーの流れで説明できる。 生物学の本ですが、働き方や自分の体との付き合い方にじわっと効いてくる内容です。仕組みを知ることで、無駄に自分を責める癖を減らしたい人に向いています。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

高い評価を得た『ミトコンドリアが進化を決めた』の著者が、当時の理論を直近十年余の研究に基づいてバージョンアップし、進化史の新たな切り口を問う一冊。絶え間なく流動する生体エネルギーが、40億年の進化の成り行きにさまざまな制約を課してきたと著者は言う。その「制約」こそが、原初の生命からあなたに至るまでのすべての生物を彫琢してきたのだ、と。「化学浸透共役」というエネルギー形態のシンプルかつ変幻自在な特性に注目し、生命の起源のシナリオを説得的に描きだす第3章、「1遺伝子あたりの利用可能なエネルギー」を手がかりに真核生物と原核生物の間の大きなギャップを説明する第5章など、目の覚めるようなアイデアを次々に提示。起源/複雑化/性/死といった難題を統一的に解釈する。
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