
立ち読みしなさい!
苫米地英人
サイゾー / 2013-10-07
この本について
仕事でも人生でも「変わりたい気持ちはあるのに、いざ動こうとすると妙に足がすくむ」という瞬間、けっこうありませんか。やる気がないわけでも、夢がないわけでもない。ただ一歩踏み出すたびに不安が膨らんで、気付けば元の場所に戻っている…。僕も同じようなループに何度もハマってきました。 『立ち読みしなさい!』は、その“足がすくむ正体”をかなり具体的に言語化してくれます。抜粋を見てもわかるように、ホメオスタシスがどう現状維持に引き戻してくるのか、そのメカニズムが日常の感覚と結びつけて語られています。例えば「不安が強いほど人生が変わる入り口に立っている」という視点は、僕自身かなり救われました。逃げ腰になる理由を“弱さ”ではなく“構造”として扱ってくれるので、自分を責める方向にいかなくなるんですよね。 もう一つ、この本が効くのは“ゴール設定”の扱い方です。現状の延長に小さくまとまった目標を置くと視野が狭まり、むしろ動けなくなるという指摘は、実際の行動レベルでの変化につながります。大きめのゴールを置いてみると、それに合わせて日常の小さな判断が変わっていく感覚があって、これは読者の抜粋にもある通り「脳が同時に二つの世界を維持できない」構造とも重なります。 自信についても、結果の前に“自分への評価の扱い方”を変えるという地に足のついた話が多く、根拠のない自信を無理に振り絞る本とは違います。もし「やりたいことはあるのに、気付けば常識に囲われている」という実感がある人なら、かなり相性がいいと思います。読んだ後にいきなり劇的な変化が起きるわけではありませんが、日常の小さな選択の基準がじわっと変わっていく本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
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