
池上彰の「経済学」講義2 ニュース編 覇権をめぐりお金が武器に (角川文庫)
池上 彰
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この本について
経済ニュースを見ていて、「金利が動くと何が変わるのか」とか「為替が荒れたとき、自分の生活とどうつながっているのか」がふっと気になる瞬間がありませんか。調べようとすると専門用語が壁になって、そのまま流してしまう。自分もずっとその繰り返しでした。 この本は、その「あのニュース、つまりどういう仕組み?」というモヤモヤに、現実の動きと結びついた形で答えてくれます。たとえば、金利を“我慢料”として説明しながら、景気や物価との関係を日常レベルの感覚にまで落としてくれるところ。あるいは、サブプライムローンやデリバティブの話も、金融機関がどう考え、どんな連鎖で危機が起きていくのかが手触りとして理解できるようになります。為替オプションの価格を見て市場の空気を読む、なんて話も、ニュースの裏で何が動いているのかを穏やかに教えてくれる感じです。 読み進めながら、経済の仕組みが特別な知識ではなく、「みんながこう動くから結果的にこうなる」という、人の行動の集まりとして見えてくるのが大きかったです。だからこそ、EUやギリシャ危機のような大きな話題も、遠い国の出来事ではなく、ルールと人の動きの積み重ねとして理解しやすくなる。 ニュースを一度でも「なんとなく」で済ませてしまった人に刺さる一冊だと思います。経済に強くなろう、というより、日々の情報を自分の言葉で受け止めたいときにちょうどいい距離感の本です。
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