
新・独学術――外資系コンサルの世界で磨き抜いた合理的方法
侍留 啓介
累計読者数19
平均ハイライト数 11.6件/人
star総合評価 57/100
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この本について
仕事の場で、自分の意見を言うタイミングがつかめないまま会議が終わってしまう。相手が詳しいテーマになると、つい「難しいですね」と返してしまう。頭では主張したほうがいいと分かっているのに、空気を読んで黙るほうを選んでしまう。僕もずっと同じことで悩んでいました。 この本が面白いのは、「賢そうに見せるテクニック」ではなく、そもそも何が“賢そうに見える振る舞い”なのかを合理的に分解しているところです。たとえば、わずか数分の会話で「この人は信頼できる」と思わせる人は、曖昧さを避けて自分の考えを一言で示すクセがあるとか、反対することを“勇気”ではなく“義務”として捉えているとか、具体的な行動に落とし込める説明が多いんですよね。読みながら、自分が会議で黙ってしまう理由や、うまく議論が前に進まないときの詰まり方が少し整理されていく感覚がありました。 特に僕に刺さったのは、「難しいとわかっているからこそ意見が欲しい場面では、『難しい』と言うほど信頼が下がる」という指摘です。たしかに、相手は最初から難しさを承知して相談しているわけで、そこで一言でも自分の考えを提示できるかどうかが分岐点になるんですよね。この視点があるだけで、普段の雑談から会議まで、構え方が少し変わりました。 自分の意見を持ちたいけど、強気にもなりきれない。そんな“間”にいる人ほど、現実的に使えるヒントが拾える本だと思います。
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