
カラスの教科書
始 松原
累計読者数4
平均ハイライト数 52.3件/人
推定読了時間 約7時間13分
star総合評価 68/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 29%
この本について
街でカラスを見かけるたび、「なんであんなに図太いんだろう」とか「実はちょっと怖い」とか、理由のはっきりしない距離感を抱えることってありませんか。自分もずっとそうで、なんとなく避けつつ、でも気になる存在でした。 『カラスの教科書』を読むと、その曖昧なモヤモヤが少しずつ形を変えていきます。たとえば、ハシブトとハシボソで暮らし方も気質もまったく違うとか、巣材にハンガーを持っていくのにも彼らなりの合理性があるとか、そういう“生活のリアル”を知るだけで、ただの黒い鳥が「そこに暮らしている誰か」になってくるんですよね。繁殖期に雌が雄から餌を受け取るときの慎重さや、若いカラスの長い“半大人期”の話なんかも、人間の成長のぐらつきと地続きに感じられました。 そして一番意外だったのは、彼らが食べるものの幅の広さや、街での立ち回りの巧さに触れると、「図太さ」ではなく「生き延びるための技術」だったんだと腑に落ちるところです。知らないまま嫌うより、何を選び、どう暮らしているのかを一度覗いてみると、街の見え方そのものが変わります。 生き物との距離感がずっと掴めないまま来た人、あるいは“身近すぎて知らなかった存在”を理解したい人には特に刺さる本だと思います。
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開始終了
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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出版社による紹介
ゴミを漁り、カアカアとうるさがられるカラス。走る車にクルミの殻を割らせ、マヨネーズを好む。賢いと言われながらとかく忌み嫌われがちな真っ黒けの鳥の生態をつぶさに観察すると、驚くことばかり。日々、カラスを追いかける気鋭の動物行動学者がこの愛すべき存在に迫る、目からウロコのカラスの入門書!
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