
新事業開発スタートブック あなたの会社にイノベーションを起こす
河瀬誠
日本実業出版社 / 2015-08-10
この本について
新しい事業を考えようとすると、どうしても会社の「常識」が頭の中に入りこんで、発想が固まってしまうことがあります。自分では気づかないうちに、組織の文脈の中でしか物を見られなくなっている感じです。アイデアを出しても「それ無理じゃない?」と自分で潰してしまうあの感覚、僕もずっと抜け出せませんでした。 この本を読んで救われたのは、発想力の問題ではなく「視点の置き方」を変えればいい、と具体的に示してくれるところです。たとえば、外の知と混ざることでしか生まれないイノベーションの話や、1000のアイデアの中から1つが残るという現実的なプロセスの話。妙に気合を入れる必要はなく、まずは数を出し、社外の視点を混ぜることでようやく勝負になるんだと腑に落ちました。そして何より、“面白いと思えるかどうか”という人間らしい感情が、新事業の原動力になるという指摘がすごく刺さりました。苦しい状況でも続けられたときは、たしかに理由を言語化できない「おもしろさ」がありました。 会社の強みの見つけ方も、技術力だけに縛られず、チャネルや関係性まで含めて考える例が豊富で、自分の現場にも持ち帰りやすいです。自前主義から抜けられない組織でも、どこから外とつながればいいかを考えるヒントになる本でした。 「発想が固まりはじめていると感じる人」には特に刺さると思います。今いる環境の外側から風を入れたいとき、手元に置いておく価値がありました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの38%が集中しています。
読書の順序
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