
たった一言で人を動かす 最高の話し方
矢野 香
KADOKAWA / 2017-11-16
この本について
人前で話すとき、言葉そのものより「間」の扱いで印象が変わる…と頭では分かっていても、実際の場面になると早口になったり、相手の反応を見てから慌てて調整しようとして空回りしたりしませんか。僕もまさにそのタイプで、話しながら「今の伝わってた?」と内心ザワついていました。 この本がおもしろいのは、間を“反応を待つもの”ではなく“こちらからつくるもの”として捉え直しているところです。たとえば一文を一息で話し終えたら必ず口を閉じる、というシンプルな動作だけで「あー」「えー」が減って、自然と区切りが生まれます。あるいは頷いてほしいタイミングでほんの一瞬だけ間を置くと、相手がこちらの意図の方向へ動いてくれる。こうした小さな工夫が、緊張や早口を無理に抑え込むよりずっと現実的でした。 もうひとつ救われたのは、“全部言い切ろうとしなくていい”という視点です。「素晴らしい…」までで息が切れたら、そこでいったん止めて表情や仕草でつなぐ。無理に一文を完結させるより、間に頼ったほうがむしろ説得力が出る。話すことそのものに苦手意識があっても、こういう逃げ道を知っているだけでだいぶ楽になります。 プレゼンや商談だけでなく、普段の雑談でも「相手が息を吸う一瞬」を使って話を戻す方法など、実際の場面がイメージしやすい具体例が多いので、今日から試せます。完璧に話そうとして疲れてしまう人にこそ、静かに効いてくる本だと思います。
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多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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