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U理論[第二版]――過去や偏見にとらわれず、本当に必要な「変化」を生み出す技術

U理論[第二版]――過去や偏見にとらわれず、本当に必要な「変化」を生み出す技術

C・オットー・シャーマー, 中土井僚, and 由佐美加子

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この本について

仕事でも日常でも、「なんで同じパターンを繰り返してしまうんだろう」と立ち止まる瞬間がありませんか。目の前の問題に反応して動いているだけで、実は自分の見方そのものが凝り固まっているのかもしれない…と薄々わかっているのに、どう変えればいいのかは見えないまま。僕もまさにそこでもたついていました。 『U理論』が面白いのは、内面の状態が外の行動や結果をどう形づくっているかを、とても丁寧に扱っているところです。例えば「ダウンローディング」に陥ると、新しい情報がそもそも入ってこないという指摘は、会議で違和感を抱きながらも結局いつも通りの結論に落ち着く瞬間を思い出させます。また、判断をいったん保留し、好奇心が戻ってくるまで待つという姿勢は、ただの精神論ではなく、実際に場の空気や対話の深さを変える具体的な手がかりとして効いてきます。さらに、観察者と対象の境界が薄れていくような「プレゼンシング」の説明は、単なる思考法ではなく、自分が状況の一部として動き始める感覚に近く、読んでいて妙に腑に落ちました。 自分の思考パターンに何度も行き詰まってきた人、あるいは組織やチームの会話がどこか空回りしていると感じている人には、とくに刺さる一冊だと思います。理想的な答えを示すというより、どうやって“見方そのものを動かすか”に付き合ってくれる本でした。

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