ヨムナビ
プロパガンダゲーム (双葉文庫)

プロパガンダゲーム (双葉文庫)

根本聡一郎

講談社 / 2025-09-19

累計読者数44
平均ハイライト数 3.3件/人
推定読了時間 約4時間1分
star総合評価 57/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 59%

この本について

最近、ニュースやSNSを見ていて「自分は何を信じてるんだろう」と急に不安になることが増えました。意見が二分している話題ほど、どの情報が事実で、誰の都合で動いているのかが分からなくなる。そんなときに読んだのが『プロパガンダゲーム』でした。物語として面白いのはもちろんですが、読んでいる間ずっと、自分が日々触れている情報の裏側をひっそり見せられているような感覚がありました。 この本が効いたのは、まず「対立が起きるとき、一番大事な情報はどこに隠れているか」を丁寧に描いているところです。登場人物たちが戦略を考えるたび、こちらも自然と「自分ならどう判断するか」を考えてしまう。さらに、宣伝や広報の仕事が、きれいなクリエイティブの裏でどんな現実と向き合っているのかも描かれていて、広告を見る目が静かに変わります。「誰が勝つか」ではなく「誰が何を目的に情報を動かしているのか」に意識が向く感じです。 もうひとつ、正義が人によって簡単に形を変えるシーンが何度も出てきて、そこが個人的には一番刺さりました。自分が正しいと思って話していることも、状況が変われば別の誰かにとってはプロパガンダになる可能性がある。その曖昧さを認めたうえで、じゃあどう情報と距離を取るのか。読み終わったあと、SNSで何かを共有するときの姿勢が少しだけ落ち着いた気がします。 情報の空気に疲れている人、つい何かに肩入れしすぎてしまう人には、静かに効いてくる本です。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「君たちには、この戦争を正しいと思わせてほしい。そのための手段は問わない。」巨大広告代理店「電央堂」の就職試験を勝ち上がった大学生8名。彼ら彼女らに課された最終選考の課題は、宣伝によって仮想国家の国民を戦争に導けるかどうかを競うゲームだった! 勝敗の行方、そしてこの選考の真の目的とは!? 先の読めないゲーム展開と衝撃のラストが、宣伝広告の本質、ネット社会における民主主義とは何かを読者に問いかける!
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要